寧夢檸夢
☆ お泊りの夜 ☆

寧夢(ねむ)は、仲良しの檸夢(れむ)のおうちに遊びにきました。
でも、今日はいつもとちょっと違います。
夕ごはんの時間になっても、帰らなくていいんです!
だって今日は、楽しみにしていた『お泊り』の日なのですから……

*
これより下は
N=ねむ
R=れむ
で、お読みください。

 
檸夢のママは、二人のためにお揃いのパジャマを買ってくれていました。
でも、ちょっとサイズが大きいようでブカブカです。
R「ママ、間違えて大人サイズのを買ってきちゃったみたい。ゴメンね」
N「ううん、いいよ。こうやってソデを折って着れば大丈夫だよ」

二人はお風呂に入ったあと、ベッドで仲良くお話をしていました。
寧夢 はそろそろ、眠くなってしまったようです。
N「う〜ん、眠いけど、もっとおはなししていたいよ〜
R「私もだよ。でもそろそろ寝よっか・・・」
電気を消して、おやすみなさい。

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しくしく、くすん……
心細そうな泣き声に、檸夢 は目を覚ましてしまいました。
月明かりの中、目を凝らしてみると、
寧夢 が背中を丸めて泣いています。
R「ね、ねむ! どうしたの!?」
檸夢は、あわてて寧夢 を抱き寄せました。
N「ぐす・・・ひっく・・・」
どうやら寧夢は、恐い夢を見てしまったようです。


R「こうして手をつなげば、もう恐くないよ」
N「うん、ありがと・・・」
今度こそ、ゆっくり眠れるといいね。
夢の中でも、二人で遊べますように……

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